私の生きざま 14

「’私‘が生きている証は何か?」、と自問することがある。
そうした自問、問いかけは、無意識界から送られてくる。
それに対して答えるのは自我であるが、無意識界は「全てを知っている」ので、自我の答えは、さまざまに揺れる。
だから、正確な答え、といったものはない。
それが前提であるのだが、「私」が生きていることに私は責任を持たなければならないので答えないわけにはいかない。
そうした答えは一様ではないのが当然であるけれども、差し当たりこころに浮かんで来るのは、「行為すること」である。
行動は主に身体の動きであるけれども、行為となれば、大きく云えば、「私の人生」につながる問題である。
その背景には、「自分の責任において」という要が入っている。
更に云えば、神の問に対する「私の答え」といった側面がある。
無意識界という無限界は、「私」の自我が絶対の拠り所にしているので、その絶対者の意向の範疇になければならない。

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