2024年06月18日 愚考録 2 蜘蛛と人間 2 蜘蛛に立場があるのか、というひとも居るに違いない.私は想う。現に存在しているものに立場が無いわけはない、と。意味が分からない、と、あるひとが云う。私は想っていることを口にした。蜘蛛は私のこころの中に居る、と。「何を云いたい?」と、そのひとは、更に云う。蜘蛛は、私が意識するかぎりで存在する、と答えた。分からない、と、そのひとは云う。私は想った。わかる人にしか分からない、それが人間の問題だ、と。
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