私の生きざま 10
医療刑務所に在籍していたころ、「キミの野心はどこにあるのかね」と、ある教授に訊かれた。
そのときに何と答えたかは覚えていないが、「地位よりも立場です」といいたいところである。
立場というのは、「私」という自己の存在が、この不可解な世界に立ち位置を定める、といったことである。
それは他者に認められる自己の姿、社会的自己とは異なる。
いうならば、「私」という自己の存在、自我に拠る社会的存在としての私が、自我の生殺与奪の権を握っていると信じられる無意識界にある「真の主体」に認められる、といったことである。
野心といえば、そうした想いが浮かんでくる。
思えば、これまでの人生の軌跡を振り返ると、意識はしないままでの「自分探し」の途だったと気づかされる。
そのときに何と答えたかは覚えていないが、「地位よりも立場です」といいたいところである。
立場というのは、「私」という自己の存在が、この不可解な世界に立ち位置を定める、といったことである。
それは他者に認められる自己の姿、社会的自己とは異なる。
いうならば、「私」という自己の存在、自我に拠る社会的存在としての私が、自我の生殺与奪の権を握っていると信じられる無意識界にある「真の主体」に認められる、といったことである。
野心といえば、そうした想いが浮かんでくる。
思えば、これまでの人生の軌跡を振り返ると、意識はしないままでの「自分探し」の途だったと気づかされる。
この記事へのコメント